Destination Restaurants
2024
「Destination Restaurants」は、ジャパンタイムズが発行する日本のベストレストランのリストだ。日本の専門家が海外の読者を念頭に厳選したもので、2021年から毎年発表されている。ジャパンタイムズは5月28日、絶品料理と、その土地でしか味わえないサステナブルな料理を提供するレストランを表彰する「2024 Destination Restaurants Awards」の授賞式を東京都港区のレストラン「麻布台ヒルズ スカイルーム」で開催した。
「Destination Restaurants」に選出された10店から、特にその名にふさわしい1店を選ぶ「Destination Restaurant of the Year 2024」は、北海道豊頃町のレストラン「ELEZO ESPRIT」が受賞した。
オーナーシェフの佐々木章太氏が2022年にオープンした「エレゾ エスプリ」は、3棟の宿泊棟。メインダイニングはカウンター6席。コース料理を提供するこのレストランは、宿泊しなくても利用できるが、現在は宿泊客が9割を占める。
授賞式には約110人がかけつけ、シャンパン「ラ・グランダム」とともに、リストに名を連ねるシェフたちが用意した料理に舌鼓を打った。
イベントのトークセッションでは、審査員を務めた辻芳樹氏、本田直之氏、濱田岳史氏がこれからの「デスティネーション・レストラン」リスト、世界から見た日本のレストランシーンについて語った。
また2022年に受賞し能登半島地震以降地元地域で炊き出しを行ってきた「ラトリエ ドゥ ノト」の池端シェフをはじめ、過去に受賞したシェフたちもトークセッションに参加し様々なことを語り合う機会となった。