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March 24, 2023 New!
荒々しくも、美しい自然にあふれた土地に咲いたイタリアン・レストラン。

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Destination Restaurants2022のリスト発表

Destination Restaurants 2022

「Destination Restaurants」は、ジャパンタイムズが主催する日本発信のレストランセレクション。“日本人が選ぶ、世界の人々のための、日本のレストランリスト”として2021年に発足。第2回目となる「Destination Restaurants 2022」でも前回同様、辻芳樹、本田直之、浜田岳文の3氏が選考にあたり、日本各地に点在する魅力的な10店を選出した。選考対象となるのは「東京23区と政令都市を除く」場所にある、あらゆるジャンルのレストラン。東京は世界一、ミシュランガイドの星付きレストランの数が多い都市と言われ、東京を筆頭に、日本の大都市には優れた店がたくさんある。だが、「Destination Restaurants」では「日本の風土の実像は都市よりも地方にある」と考えること、また、「地方で埋もれがちな才能の発掘を目指す」こと、「既存のセレクションとの差別化を図る」ことから、特に日本の地方にあるレストランに限定して選んでいる。

「地方のレストランにインバウンドの集客をして、地方経済が回るきっかけになれば」(浜田岳文)と言えば、「地方のシェフが作る料理には、郷土料理という歴史的背景がある。そこには人間が生きるための知恵が詰まっている。そういうことを海外の方にはもちろん、日本の方にも体験してもらいたい」(本田直之)。「ガストロノミーを快楽ではなく、知的な学びとして捉えることで、これまでのガイドとは違う角度から日本の食文化を発信したい」(辻芳樹)とそれぞれ語る。つまり、今年選ばれたのは食を通じて、その地域を、そして日本をより深く知ることができる10店なのである。

イタリア料理の範疇に収まらない、その土地に根差した料理。

Villa Aida
The Destination Restaurant of the year 2022

「Destination Restaurants 2022」ベストオブザイヤーに輝いた『ヴィラ アイーダ』は、関西空港から車で30分、大阪からは電車を何本か乗り継いだ和歌山県内にある。そこは風光明媚な大自然の中ということでもなく、特別な名所が近くにあるというわけでもない。日本の都市によくある、幹線道路沿いに紳士服や飲食のチェーン店が並ぶ住宅地に店はあり、まさにこのレストランを目的としなければ、遠方からわざわざ足を運ぶ理由がないというような地域にあるのだ。周りにはラグジュアリーなホテルもない。そのため、ほとんどのゲストは食事を済ませると、すぐに空港や駅へ向かい、帰途につく。だが、予約の1時間ほど前に店に到着すれば、オーナーシェフ、小林寛司が自ら天塩にかけて育てている畑を見学できることもある。ズッキーニやコーンが実をつける場所。タイムやローズマリーといったハーブや色とりどりのエディブルフラワーなどが肩を寄せ合う温室。小林シェフはハサミを片手に収穫している。ここで摘まれたものが、どんな一品に仕上がるのか。そう、調理はすでに始まっているのだ。

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ガストロノミー不毛の地で奮闘するイタリアン・レストラン。

ドン ブラボー

「僕の店は『Destination Restaurants 2022年』で表彰されたほかの地方のシェフのように、地元の生産者と協力しあったり、先人から受け継いだ郷土の歴史を料理で表現するような“尊さ”には欠けています。でも、そのなかで何ができるかを常に考えています」と『ドンブラボー』オーナーシェフ、平雅一は語る。...

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鎌倉に食の歴史を新たに刻む。

北じま

「鎌倉 北じま」は歴史ある寺院が点在する一画にある。古民家を再利用した店内は数寄屋の仕事がなされ、カウンターの土壁には店主、北嶋靖憲が自ら前庭で育て、生けた花が飾られる。...

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焼津の鮮魚店と、二人三脚でつくる茶懐石。

茶懐石 温石

地産地消が叫ばれる昨今。時に忘れ去られていた土地特有の食材にスポットライトを当て、ガストロノミーの舞台に引っ張り出す張本人は大方、シェフたちであった。20世紀の終わり頃から、シェフが生産者を育てる時代が続いた。だが、少しずつ、生産者側のリードによって、料理人が学び、育つケースが増えてきた。その代表が静岡・焼津にありながら、日本各地の有名シェフから支持される『サスエ前田魚店』と、そこから魚を仕入れる数人のシェフたちである。『茶懐石 温石』主人、杉山乃互はそのひとりだ。...

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南魚沼の山と歴史に育まれた料理。

里山十帖

新潟県南魚沼の大沢地区は昔から最も良い米が穫れる地区とされている。ワインでいえば、ロマネ・コンティの区画のようなエリアである。そんな水田を見下ろすように温泉旅館〈里山十帖〉は建つ。築150年、総欅、総漆の古民家を利用したは館のそばには自前の田んぼもあり、10月以降はスタッフ自ら育て、収穫したものを含め、地元の新米がゲストに供される。...

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広島で挑戦する、素材が引き立つ引き算の料理。

AKAI

世界遺産として知られる広島県の厳島神社。その聖なる島へと向かうフェリーが発着する宮島口。周辺には観光地らしく土産物やこの土地の名物、穴子めしの店が並ぶ。一方、山手側は住宅地。駅から徒歩10分弱。坂を登った丘の上に、築80年の古民家を再利用したレストラン〈Akai〉は佇む。...

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生産者と共に能登の未来を拓くフレンチ・レストラン。

ラトリエ・ドゥ・ノト

日本海に面した石川県北部、能登半島にある輪島は、輪島塗りと呼ばれる漆器や朝一で知られる港町だ。同じ石川県とはいえ、雅な雰囲気が漂う金沢とは文化や風土が異なる。海と山がより近く素朴な街なのだ。そんな場所に〈L’Atelier de Noto〉は店を構える。建物は質実剛健な趣で知られる...

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北海道一番のワイン産地・余市のイタリアン・オーベルジュ。

余市 SAGRA

今回紹介するレストランがある余市町は、北海道の北西部、積丹半島の根元にある人口約1.8万人の小さな町だ。ニセコから車で70分、新千歳空港からは車で90分(雪が積もれば2時間ほど)の距離にある。「余市」という地名は、北海道の先住民族であるアイヌ語にルーツがあり、余市川上流に温泉が...

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京都の味とは一線を画す、東北でしか味わえない山菜料理。

山菜料理 出羽屋

『出羽屋』がある西川町はJR山形駅から車で約40分ほど。日本百名山にも選ばれている月山の麓にあり、東北地方のなかでも特に雪深く、2月には積雪量5mを超えることもある土地だ。気象庁の観測地点がないため公には記録されないものの、昨年2022年暮れのニュースでは「積雪量隠れ日本一」と話題にもなった。...

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荒々しくも、美しい自然にあふれた土地に咲いたイタリアン・レストラン。

ヴィッラ デル ニード

長崎県の島原半島。その中央には活火山である雲仙岳が鎮座し、2009年には地質遺産として「ユネスコ世界ジオパーク」にも認定された荒々しい自然で知られる土地である。私たちの記憶にあるのは、1990年~1995年まで続いた雲仙岳の噴火活動で、38回の土石流と7回の大火砕流を引き起こし...

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Destination Restaurants 2021

国土の7割を森林が覆い、世界で6番目に長い海岸線が取り囲む。
南北に長く、気候は多岐に渡り、動植物の種類は多様性に富む。
そんな日本の濃密な自然を舞台として、そこでしか体感できないシェフの創造性を味わう時代へと、レストランシーンの最前線は突入している。
「Destination Restaurants」では、訪れるべきレストランを毎年10店ずつ選んで発表していく。

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